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アプリケーションやシステムの状態を監視して通知してくれる「Snarl」

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「Snarl」は、主なアプリケーションの状態に何か変化があった場合、それをデスクトップの端にバルーンを表示してお知らせするソフトです。たとえばこのマークが出たら電源が接続されたことを意味します。他にも、Wi-Fi接続やCaps Lockなどが行われたときに、このツールで知ることができます。

「Snarl」を起動した後は、タスクトレイの中に常駐しています。赤いボールのようなマークがそれです。これをダブルクリックすると設定画面が開けますし、右クリックメニューから表示中のお知らせを隠したり、貼り付けっ放しにできます。ひとまず、設定画面を起動してみましょう。

これが「Snarl」の設定画面です。「General」で「Snarl」起動時などの基本設定を行います。他に、「Apps」や「Extensions」で「Snarl」のお知らせ機能の対象とするアプリケーションの設定、「Display」でバルーンのレイアウトなどの設定、「Styles」や「Presence」で表示形式の設定、「History」でお知らせが出された履歴の確認ができます。

バルーンの一例としては、このようなリマインダーが挙げられます。これは8時を知らせる毎時のリマインダーです。バルーンは画面の四隅のうち、指定したいずれかに表示されます。バルーンに表示されるものは、後で紹介しますが、設定画面の「Apps」のところで逐一指定しておけます。

また、バルーンを右クリックすると、そのバルーンに対する操作を行えます。バルーンは放っておくと自動で消えますが、「Make Sticky」をクリックすれば消さずに貼り付けておけます。複数のバルーンが重なったときは、「Close all」で一気に消せます。

さて、お知らせの対象とするものを前もって指定しておきましょう。設定画面の「Apps」を開きます。「Registered Applications」でアプリケーションを選び、その中の個々の機能についてお知らせの対象とするかを決めるため、下の「Notification Classes」の各項目に任意でチェックを入れておきます。たとえば、ここでは「Low power warning」にチェックが入っているので、PCのバッテリー残量が少なくなってくるとお知らせしてくれるというわけです。

「Apps」の各アプリケーションを選んで「Configure」をクリックすると、個々のアプリケーション専用の設定を行えます。たとえば、「Appearance」の「Style」の項を「Yes」にして、「News Ticker」というスタイルを選んだところ、タスクバーのところにお知らせがスクロール表示されるようになりました。このように、様々なスタイルの変更ができます。

設定画面の「Display」では、バルーンの表示方法やレイアウトを決められます。すなわち、「Appearance」の「Opacity」で透明度をいじったり、「Layout」の項でバルーンの位置を動かしたりという操作です。この「Display」で全体的な表示方法を決めておき、個々のアプリケーションごとの専用の設定は、先ほどの「Apps」から行うというようになっています。

より使いやすくする上では、「Advanced」を開いてホットキーを登録しておくのがよいでしょう。初期設定では、「Ctrl + F10」で「Snarl」の設定画面を開けるようになっています。

以上、「Snarl」について主な機能と設定をざっとご紹介しました。どうやら、あらかじめ登録されているアプリケーションにしか適用されないらしい点がやや不足感がありますが、リマインダーだけのソフトでも、「Caps Lock」キー防止機能だけのソフトでもない、総合的なお知らせソフトとみることができるものでしょう。


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